ライ麦畑で逃げますので悪しからず

猫と寝転ぶわ。昨日のこと忘れるからさ、今だけあるよ。

考えたくないから 翼をください さもなくば言葉を消して。

揺らぐときは文章を書く 見えない 見られないからシートでいまのわたしを拭いたら 青い水溶液が滲んでいるねきっと。

 

猫を抱くように撫でるように、服なんて切り裂いちゃえ、って。何も記憶がなかったら、こんなこと悩まなかった。

服 の記憶は、重なるなんて 優しいことばじゃない、かさばっているの、阻んでいるわたしを。脱衣の、わたしの、感覚を、無感覚にしている。

行動して、そう、今すぐ、行きずりの、猫..

ではいけないって、いう?

考えれば考えるだけ、惨め、だって。

 

ぜんぜん、吹っ切れないし 文章書いても。考えたくないから 翼をください さもなくば言葉を消して。